上市町 母乳授与 魔除けの地蔵

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今回は、上市町から母乳授与として、知られているお地蔵さんのお話です。

200年前に安置されていると言われるお地蔵さんのお話です。

母乳を授かるとされる、ご利益があると言い伝えがあります。

どうしてこのようになったのかを、ご説明してみようと思います。

上市町 母乳授与 魔除けの地蔵について

上市中学校前の細い道を西側に行くと、ひっそりとたたずまいをしている一体の地蔵があります。

「何故、こんな所に地蔵があるの?」と思う人が居るくらい、そこに立っています。

現在では中心部から外れているので、車が交差するのもやっとの道です。

この道路はというと、昭和の初め頃、大勢の人々が往来した旧五百石街道だったそうです。

しかし江戸時代、この辺りは、動物が出てくる、野原であったため、災難除けにこの地蔵が設置されたといわれています。

魔除け地蔵と云われるらしいですが、近所では「道標地蔵」として道しるべとして認識されることや

その他に「御乳の出る地蔵」として知られる。

今でも時折、手を合わせる女性の姿が見られるといいます。

地蔵の台座正面には、

「天明2年寅3月9日、南無地蔵大士 右 立山道」

と彫ってあることが見えます。

223年前の天明2年(1782)に安置されたものと推測されます。

地蔵堂前の自然石には、「右は立山道」の指標があったり、地蔵堂から50メートル南側の道端の道標にも「左 大岩」と彫ってあるから、道標役と言う名称と言われます。

 

上市町 母乳授与 魔除けの地蔵 昔は商売をしていた

今からおよそ、約150年前、上市の中心部は毎月3日、「三日市」が開かれ、近くの人たちやその他、五百石、水橋、滑川、遠くは飛騨高山からも商人達が集まり、物の売買で賑ったいたと言われています。

地蔵堂の近所に住む方によると、昭和の初め頃迄、この道沿いには酒屋、鍛治屋、豆腐屋、醤油屋等が並び、立山方面から大勢の人がこの道を通り、買い物や用事に訪れたていた所でもあると言われます。

 

上市町 母乳授与 魔除けの地蔵 ご利益

このお地蔵さんのご利益は、御乳を授けてくれると言われます。

昔から、母乳の出が悪い親は、半紙に米を添え、お参りして、その米で御粥を作って食べると効果が有ると言う言い伝えがあり、子供を持つ女性には、心強い存在として知られていました。

ご利益に肖ろうと、熱心にお祈りする姿も見らていた、地元では知る人ぞ知るお地蔵さんです。

過去に、3ヵ月程に一回、世話人が開く賽銭箱には、500~1500円が入っており、地元の厚い信仰心が伺える様子です。

また、隣の立山町にも同様の乳地蔵があるそうです。

地元では、このご利益に感謝して、毎年、地蔵祭りが開催されるそうです。

現在はどうかわかりませんが。

お祭りは、世話人が60軒程の世帯から、有志を募り、白岩川の対岸にある積恵寺(和合)の住職に来て貰い、御参りをして、お地蔵のご利益に感謝していると言います。

また、地蔵堂の補修や修繕も有志でおこない、管理しているといいます。

この地区で昔の賑いは既になくっているけれど、地蔵を守る地元民の心は、未だ存在しています。

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